DoNAジャーニー総集編 III 〜2020南西欧編〜
どうもDoNA-Emonです。
先日総集編第2弾をあげたばかりですが、旅欲をまだまだ発散しきれないので第3弾もあげることにしました。今回は、今年の頭に立ち寄った南西欧の国々についてです。(数はやや少なめ) 幼少期住んでた中南米時代を思い出して深く感傷に浸りましたなぁ。怖かったとこもあるけど。
第1弾、第2弾のリンクも以下においときます。
↓ 総集編 I ↓
DoNAジャーニー総集編 I 〜2019-2020年越し欧州+α編〜 - Macnobi666’s blog
↓ 総集編II ↓
DoNAジャーニー総集編 II 〜2019北欧・バルト三国編〜 - Macnobi666’s blog
1. スペイン Spain 🇪🇸
滞在期間・場所:2020/02/01~05 (バルセロナ), 2020/02/07~09 (マドリード、首都)
公用語:スペイン語(カスティーリャ語)、カタルーニャ語(バルセロナ含むカタルーニャ州など)、バスク語(バスク州)、ガリシア語(ガリシア州) 通貨:ユーロ (EUR, €)
バルセロナでのスリ・ひったくりの危険度は、欧州は愚か、世界での観光地でも屈指のものというのは確かに感じられた。一方で、殺人事件や爆破テロといった重い事件が頻発する気配はなく、必要以上に警戒することはないなとも感じた。
一方、マドリード は首都なだけあってか、スリ・ひったくりのリスクこそ高いが基本は平和。なんか紫服集団のデモみたいなのはあったけど。
観光ネタ:SS
観光ランキングでの上位に名を連ねるだけあって、ネタは豊富。後述のスペイン料理やバル巡りはもちろん、未だ完成していないガウディのサグラダ・ファミリア、スペインの名匠ベラスケスの絵画が多く展示されているプラド美術館やピカソのゲルニカのあるソフィア王妃芸術センターなど、芸術面でも抜かりなし。マドリードから日帰りで行ける古都トレドやイスラム教の支配の証たるアルハンブラ宮殿など、大都市以外でも隙がない。
物価:B
ヨーロッパの中では安い方。バルト三国ほどではないがやはり良心的。ただし、バルは高め。
食事:S
パエリアを始めとする食材多様なスペイン料理に風情あるサングリア、及びバルで味わえるトルティージャや生ハムといったタパスなど、何かと乏しくなりがちなヨーロッパでは珍しくグルメは豊富。某国と違い、かなり庶民向けでもあるので、旅行者でも気軽に味わえる。
現地人:A
ラテン人らしく、基本的には陽気で旅人に対するホスピタリティも流石の一言。とはいえ、マドリードもバルセロナも共に大都市故か、思っていたよりだいぶ真面目でついつい感心してしまった。
観光都市としても名高いためか、はたまたイギリスをさほど敵視していないためか、英語は思っていたよりもだいぶ通じてまたまた感心してしまった。とはいえ、スペイン語は中南米など世界でも広く話されているので、旅を機会に勉強した方がお勧めではある。(もっとも、バルセロナ人にスペイン語で話しかけても英語で返されてしまったりもするけど)
利便性:A
空港アクセスや市内交通などはキチンと整備されている。空港から市内に向かう際は、電車ではなくスリに遭いにくいバスの方がオススメ。
カードは意外にも通用度はかなり高い。ただし、スキミングなどのカード犯罪にはくれぐれもご用心。
ネット:A
モバイル回線からWi-Fiまで普通に使える。
バルセロナは欧州の中でも屈指の温暖っぷりで、2月初頭でも最高気温が20℃台まで行くという凄まじいレベル (たまたま変に暑かっただけかもしれないが)。一周回って暑いまであるけど、乾燥しているので日陰は極楽もん。これぞ地中海性気候。
一方、マドリードは内陸にあるためか、欧州では標準クラスの気温になる。
水質:A
特に問題ないとは思うが、物価がそこまで高くないので、ボトルを買っても良し。
地域差:SS
既に公用語の欄でも見られる通り、 スペインは未だに国としてのまとまりが薄く、代わりに地域意識が根強い。特にバルセロナを擁するカタルーニャ州は2017年に独立宣言をするに至ったほど (スペイン、及び国際的には承認されていない)。方言だなんだありつつも国としてもまとまりが強い日本の人々には、こういった意味でも一度足を運んでもらいたい国。
総括
かつて暮らしてた中南米の元宗主国ということで、かねてより訪れたかった国。中南米同様、ラテン系ならではの活発で陽気な情緒は期待通りで楽しかった一方、ヨーロッパの大都市としてのプライドからか思ってたより真面目な性格をしていたのも驚いた。
失業率の高さなど経済的に苦しいなど、実際の市民生活には苦労が存在しているのだろうけれど、少なからず楽しく暮らしている姿はまたひとつ価値観の幅が広がったようにも思う。
それにしてもバルセロナ人のスペイン意識の低さは筋金入りすぎて腹筋が雪崩のように崩れてしまいましたなぁ
2. アンドラ Andorra 🇦🇩
滞在期間:2020/02/04 (日帰り) 滞在場所:アンドラ・ラ・ベリャ (首都)
公用語:カタルーニャ語 (スペイン語、フランス語) 通貨:ユーロ
治安:S
人口が大してないし、経済的にも豊かな小国なので荒れるわけがない。
観光ネタ:C
ショッピングを楽しむぐらい。スキーなどのウィンタースポーツも盛んらしい。
物価:B
元々タックス・ヘイブンなのもあってか、価格はかなり控えめ。
隣国からのショッピング客が絶えないのも納得の水準。
食事:C
特徴なし
現地人:S
金の余裕は心の余裕。
外国人の往来も盛んなためか、人種差別の気配も大してない。
利便性:B
電車は開通されていない。アンドラ・ラ・ベリャ市内は歩きで十分回れる。
バルセロナからバスで片道3~4時間かかるのがネック。
(*スペイン及びフランスから入国するときの審査はない)
カードは当然通用する。
ネット:C
Wi-Fiこそ整備されてはいるが、モバイル回線は当てにならない。
天候:B
標高が高いため、やはりバルセロナに比べると寒くなってしまう。とはいえ、北欧のような鬼畜な寒さはない。
水質:-
宿泊していないので不明。ピレネー山脈にあるんだし良さそうではある。
総括
経済的に豊かなミニ国家に興味があったので訪れてみた国。やはり観光の刺激こそ薄かったものの、小国なりの生き方というものを間近で見てまた一つ価値観の幅が広がったように思う。
バルセロナから日帰りで行ける立地の割にまだまだ日本人には馴染みが薄いので、たまには小国の風情を嗜んで見てはいかがだろうか?
3. ポルトガル Porutugal 🇵🇹
滞在期間:2020/02/05~06 滞在場所:リスボン(首都)
治安:A
重犯罪が起きる気配は特になく、スリ・ひったくりに最低限注意を払っていれば十分なレベル。
観光ネタ:B
特別観光の刺激は強くない。この国は雰囲気を味わったもん勝ち。
ポルトという街に行けば、世界で最も美しい図書館の一つを楽しむのも手。
物価:B
スペイン同様、物価は欧州の中でも良心的。
食事:B
シーフードがやや豊富かもしれない。
パステル・デ・ナタというエッグタルトがポルトガルの主役。バクバク食べれる。
現地人:A
底抜けに穏やかな国民性。スペインでやや感じられた影もこの国では滅多に感じられない。 良くも悪くもテキトーな性格
利便性:B
市街地は路面電車が基本。風情豊かで心地よいが、一回に一両しかないので、満員になりやすいのがネック。地下鉄は色で路線が呼び分けられているので覚えやすい。
尚、道が細くて勾配のきつい坂が多いため、歩くのも結構疲れる。
カードは基本的に通用するが、公園の出店では使えないこともあるかも。スペイン同様、スキミングには気をつけて
ネット:A
ヨーロッパはヨーロッパ。特に問題なし。
天候:S
緯度が低く、2月上旬でもキッチリ気温は高い。
水質:B
大きな問題はない気もするが、物価が控えめなのでボトル推奨。
総括
折角スペインを訪れたので、ついでに寄った国。評判通り穏やかな雰囲気で、アクティビティなんかで派手にぶっ飛ばすよりはゆったりと街歩きを楽しむ自分にとってはこの上なく楽しい国だった。かつての大航海時代の覇権国の面影はもはや廃れてしまったが、これからの時代は穏やかなスタイルでこの国には生き抜いてほしい。
今度はポルトなど、他の都市も尋ねてポルトガルをもっと深く楽しみたいものである。
4. フランス France 🇫🇷
滞在期間:2020/03/07~11 滞在場所:パリ(首都) 他
公用語:フランス語 通貨:ユーロ
治安:D
パリの不穏さは欧州でもぶっちぎり。スリ・ひったくりの危険度は勿論、重犯罪が起きる気配は尽きない。また、ストやら暴動やらもすぐ起きるのでとにかく不安が常に付き纏う。
尚、田舎は平和らしい。
観光ネタ:SS
世界トップクラスの芸術のみならず、フランス革命を中心に濃い歴史を携えていることもあり、ルーブルやオルセー、エトワール凱旋門など、パリだけを見ても観光ネタは膨大そのもの。市街地から足を伸ばせば、豪華 () なベルサイユ宮殿やヨーロッパ唯一のディズニーランド、さらにはモン・サン・ミシェルなど抜かりなし。
南のほうに行けば、ニースなどフランスならではのリゾートもある。
物価:D
やはりパリの物価は容赦ない。なまじ治安が悪いだけに、宿泊に投資せざるを得ず、また費用が嵩んでしまう。
地方については不明。
食事:A (ホントはSなんだろうけど)
本格的なフレンチはめんどくさかったので食べてない。きっと素晴らしいんでしょうね。
一方で、和食店のクオリティは相当なものであり、フレンチの技術力を垣間見ることができる。
モン・サン・ミシェルで味わえるオムレツは個人的には標準程度。
現地人:B
色々と悪い噂の絶えないパリジャンは思っていたよりも人当たりが良かった。ただし、英語は最低限しか通じない。
BonjourとMerciは挨拶では是非とも言いましょう。結構態度が変わったりするから。
利便性:S
流石は世界的な大都市。メトロは綿密に整備されている。空港からのアクセスも豊富ではあるが、ストのリスクが低く、盗難に遭うリスクも低い空港バス (Le Bus Direct)がオススメ。
カードの通用率は文句なし。
ネット:A
特に不便はない。欧州の名に恥じず。
天候:B
欧州では標準クラス。やや曇りがちかもしれない。
水質:C
結構な硬度の高さのため、水道水を飲むのはやめた方が良い。シャワー浴びてても髪が硬くなりだすし。
総括
コロナがイタリアで流行が進んでいた時期ではあったが、日本の友達がパリを訪れていたので合わせて入国。治安の悪い噂を諸々耳にしていたのもあって当初はメッッッッチャクチャビビってたし、実際問題来て早々地下鉄が急に停電で止まり出すなど、中々にロックな印象を受けたのは今でも記憶に新しい。とはいえ、なんだかんだ普通に暮らせたし、世界的な大都会らしく見るものは多いし建物はノスタルジックで繊細で美しかったしで思いの外楽しめた。モン・サン・ミシェルの観光客の日本人率が高すぎたのは流石にしょげたけど。
次はモナコも合わせて、ニースなどの南部を訪れてみたい。実質モナコのついで
最終総括
これまで訪れた、ゲルマン系やスラブ系などの国々とは異なる、ラテン系ならではの強みと弱み、そして人生との向き合い方を目の当たりにして人生の楽しみ方について考えさせられた(フランスは純粋なラテン系ではないけど)。真面目になることの良さと悪さのみならず、下手に凝り固まらずにテキトーに楽観的に過ごすのも、デメリットもあれどメリットも確かに存在するのはよく感じたし、何かと忙しい昨今では貴重なのかもしれない。特に、長時間労働やらでストレスに悩まされがちな日本人には是非とも足を運んでほしい。
そして
食 べ 物 が 旨 い の は 正 義
DoNA-Emon
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