DoNAジャーニー総集編 I 〜2019-2020年越し欧州+α編〜
こんにちは。オスロ留学終了まで残り半分を切ってしまったDoNA-Emonです。
今年の夏には院試が控えていることもあって、今期受講している授業(分子生物学、進化生態学など)を利用しつつ進捗を生まんとしている次第であります。
さて今回のブログですが、これまでとはテイストを変えて以前行った外国旅行を国・地域ごとに綴っていこうと思います。第1回はつい先日の3週間越えの欧州旅と+α (イギリス、ベネルクス、中欧)と最新の物にはなってしまいますがご了承。
各国ごとに以下の項目でS,A,B,C,D,...的にまとめて評価を綴ろうかと思います。
(*あくまで個人の意見で執筆当時のものです。)
・治安
・観光ネタ
・物価
・食事
・現地人(人柄など)
・利便性(市内国内交通、アクセスのしやすさ、カードの通りなど)
・ネット(Wi-Fi, simモバイル回線)
・天候(雨の降りやすさ、気温、日照時間)
・水質(水道水飲めるかどうか)
今回公開しない分もTwitterの#DoNAジャーニー のタグで検索すれば見れるのでよろしくお願いします......
*幾らか修正・追記しました。(2020/10/10)
- 0. イギリス United Kingdom 🇬🇧
- 1. オランダ Netherlands 🇳🇱
- 2. ベルギー Belgium 🇧🇪
- 3. ルクセンブルク Luxembourg 🇱🇺
- 4. ドイツ Germany 🇩🇪
- 5. オーストリア Austria 🇦🇹
- 6. チェコ Czech Republic 🇨🇿
- 7. スロバキア Slovakia 🇸🇰
- 8. スロべニア Slovenia 🇸🇮
- 9. ハンガリー Hungary 🇭🇺
- 10. ポーランド Poland 🇵🇱
- 最終総括
0. イギリス United Kingdom 🇬🇧
期間: 2019/12/11~14 滞在場所: ロンドン(英国・イングランド首都)
公用語: 英語 (他にもいろいろあるらしい) 通貨: ポンド (£1 ≒140円強)
治安:B
ロンドンに行く2週間前ほどにテロが発生してたしEU離脱の絡んだ総選挙と被ったし何より大都会だったしでかなり不安ではあったが、スリの気配は結構薄かったし、暴力的な雰囲気も感じられなかった。ただただテロが恐怖(あくまでロンドンに限る)
ただし、執筆現在ではもうEUを抜けるため、これから行く人は治安に要注意
観光ネタ:S
やはり世界でもトップクラスな大都市とあって、ハリーポッターやシャーロックホームズとかの世界的キャラネタや、世界最速で産業革命を成し遂げては一時期は一大帝国まで上り詰めた歴史を有してるだけあってロンドンだけでも見所に文句なし。ナショナルギャラリーも割と規模容赦ないし、丸一日で回り切るのは無理圧倒的無理
大学都市のオックスフォードとか、湖水地方やハリーポッター作者の故郷スコットランドまで足を伸ばせばより楽しいこと間違いなし。
物価:E
ノルウェー留学してる身でも流石に食費は高すぎる。そして宿のコスパはこれまで行った国の中ではワーストクラス。博物館の入場料はタダだけどクロークで金を毟り取る謎仕様。バックパッカー気分かなぐり捨てて短期旅行として割り切らないと精神すり減る
食事:C
フィッシュアンドチップスはニュージーランドで十分その酷さを味わったのでここでは回避。代わりに欧州トップレベルのラーメン区域なのでラーメンにありついた。一杯2000円ぐらいは普通にしたがそんなもん知ったこっちゃない。スイーツは控えめに言ってGood.
現地人:A
大都市ってことで悪名高きパ○よろしくガラ悪いかと当初は勘潜ってた。が、現地人にそれなりの経済力があったり、観光客がみんな自国の言葉である英語を使ってたりすることからか、接客態度はかなり良かった。他の国々と違って明らかに外国人慣れしてる。
利便性:S
何より英語圏であることが最大の利点。モバイル電波の通りこそ悪いが、世界最古の歴史を誇りし地下鉄Tube様様が随所に張り巡らされてて回れる範囲も広い。有名な二段バスで補うのもまた一興。カードの通用率は文句なし。
通貨はユーロじゃなくてポンド。これ大事。
ちなみに、ヒースローかガトウィックの空港(他の空港は未把握)で観光目的で入国する場合、自動化ゲートが使えるのは物凄い楽
ネット:B
カフェとか店のWi-Fiはだいたい良いのだけど、宿のはちょっと微妙。
simのモバイル回線は4G普通に通るしで問題なし。ただし、地下鉄内では深いところにあるせいでほぼ使えない。
天候:C (冬の場合、以下同様)
北大西洋海流のおかげで冬でも素の気温はさほど低くはない。が、結構風が強いので、体感温度は割と低め。日照時間も冬はやはり短め
雨もそこそこ降ってあまり安定しない
水質:A
ロンドン都会だしあれかと思いきや、水道水は普通に飲める。
水道水でできるだけ水代を節約すべし
総括
試験の合間に微妙に時間余ってたので、治安に不安覚えつつもイギリスがEU離脱する前に行ってしまおうと割と急に決めた国。
EU離脱絡みで裏ではピリピリしてたはずなのに、思いの外悪くない治安の良さや、接客態度がやたら良い現地人など、かなり良い意味で意外性で面食らった国(都市)。
予算と時間の都合でロンドンだけになってしまったが、今度はオックスフォードとかにもチャレンジしたさ十分。
1. オランダ Netherlands 🇳🇱
期間: 2019/12/19~22 滞在場所: アムステルダム(憲法上首都)、デン・ハーグ(政治的首都)
公用語: オランダ語(英語については後述) 通貨: ユーロ(€1≒ 125円)
治安:B
ちょっと裏道入るとマ○ファナの匂いがくるので油断できないが、基本は問題なし。ただ繁華街のバーキーとかにスーツ着た黒人の警備員がいたのは少し危機感を感じた
中央駅から少し南にある飾り窓地区に夜近づく場合はくれぐれもご用心
(写真撮影に結構ナーバスなのでそこも注意)
デン・ハーグは基本は大丈夫。
観光ネタ:A
この国は美術館がメイン。レンブラントの『夜警』やフェルメールの『牛乳を注ぐ女』等のあるアムステルダム国立美術館やゴッホの諸々の絵が収められたゴッホ美術館はやはり外せない。アムステルダムから電車1時間ほど足を伸ばしてデン・ハーグまで行けばマウリッツハイス美術館であの絵のモノホンも見れる。
それ以外にも、アムステルダムではアンネの家も鉄板(自分は行けませんでした。チケット予約早めにね)
冬以外ならチューリップや風車を見に行くのもよし。
物価:D
美術館の入館料が20ユーロ(2500円ほど)となかなか痛いマネしてくるのは流石に痛いっすねえ... 北欧ほどではないが宿泊料とか食費とかも基本高い。
食事:C
まあ普通。これと言って感想なし。
現地人:B
自国の言葉と英語の共通点がかなり多いだけあって、英語は大体ペラペラ。人々も軒並み優しい。ただ差別感情は若干感じて怖かった。
利便性:A
準公用語と錯覚するレベルで英語は通じるし、メトロやトラムもきちんと整備されてるので良し。ただ駅によって改札があったりなかったりとする中々な難関っぷりが発揮されるため、切符の有効化はくれぐれも忘れないように
カードの通用率に関しては問題なし。トイレは現金orデビットのみ
ネット:A
モバイル回線は軒並み文句なし。宿のWi-Fiは場所次第
天候:B
風邪は確かにそこそこ強かったが、噂ほどではなさそう。素の気温は高いのは良いんだけど、雲行きがやはり安定しない。日照時間は北欧やロンドンに比べたら流石に少し長くなるが、冬だと17時前には暗くなる。
水質:A
特に問題なし。水代節約推奨
総括
秋学期の試験も本格的に終わり、ストレスを発散させんと幕を開けた大旅行の最初の国。思いの外物価高いし天気割とぐずつくし、そして宿まで行くのに手こずるしで中々調子の上がらないとこもあったけど、圧倒的ネームバリューを誇る数々の名画や類稀なる運河の街並みで十全に楽しめた。次こそアンネの家にリベンジします(泣)
2. ベルギー Belgium 🇧🇪
期間: 2019/12/22~24 滞在場所: ブリュッセル(首都)
公用語: オランダ語、フランス語、(ドイツ語) 通貨: ユーロ
治安:D
移民がやたら多いってのもあるけど、なんか空気が若干暴力的。夜の裏道は回避必至。
人も多いので、スリひったくりも要注意
観光ネタ:A
夜のグラン・プラス広場は相当息を呑むほどの美しさなので、人が多いのを我慢してでも行く価値はある。クリスマスのシーズンだったので、色鮮やかなライトアップも見れて楽しかった。他はワッフルやフライドポテトを楽しんだりするのも欠かせない。
美術館としては、古典的な美術と抽象的なモダンアートがカオスに融合したマグリット美術館もいいかもしれない。アントワープという地方都市に行けば、フランダースの犬のラストで出てきたルーベンスの名画見られる
物価:D
オランダよりは幾分かマシになるけど、やはり基本は高い。
王立古典美術館とマグリット美術館は学生ならセットで€5とかなりお得ではあるが。
食事:A
独特な料理もあるにはあるが、世界でも広く愛されてるワッフルやフライドポテト、チョコの本場なだけあっていわゆるB級グルメのクオリティは素晴らしい。芳醇なベルギービールも旅のお供に申し分なし。
クリスマスマーケットの時期なら屋台食べ歩きだけでもめちゃくちゃ腹が膨れる。
(ちなみにワッフルは硬めでパリッとしたブリュッセルワッフルと日本でよく知られる甘めでフワフワしたリエージュワッフルの2種類あるのでどっちも試してみよう)
現地人:B
真っ当な観光地なだけあり、店員の対応は至って良い。英語もある程度通じるが、フランス語(かオランダ語)の方が当然喜ばれる。ただし、移民には注意。
利便性:B
メトロも整備されているのだが、なぜかGoogle Mapが全然連携できてない謎っぷり。iPhoneユーザーならAppleマップを使うべし。
カードの通りはオランダに比べると少し悪くなる。トイレでは相変わらずデビット使えるけど
ネット:A
モバイル回線もWi-Fiも問題なし。文句なし。
天候:A
ブリュッセルが内陸にあるだけあって風は全然強くなく、さらに気温も高めなので過ごしやすい。雲行きは若干崩れやすいかも。
水質:A
オランダとだいたいおんなじ感じ。水代節約は西欧のお約束
総括
どっちかというとオランダのついで程度に寄った国。オランダとくらべて所々影は感じつつも、観光地としては至って立派でオランダよりは賑やかに感じた。街並みにしても、独特さこそ薄いが、他の国々の要素が絡みつつ繊細で美しい。
ただただ治安が妙に危うい。
3. ルクセンブルク Luxembourg 🇱🇺
期間: 2019/12/24~26 滞在場所: ルクセンブルク市(首都)
公用語: ドイツ語、フランス語、ルクセンブルク語 通貨: ユーロ
治安:A
世界一人当たりのGDPトップなだけあって経済的にも豊かだからか、移民率は高いにも関わらず怪しい雰囲気は特になし。
観光ネタ:C
アドルフ橋から眺める旧市街の城郭都市っぷりは中々秀逸。銭○警部とか出てきそうな風景を味わえる。とは言っても、基本は旧市街周りしかないと言わざるを得ない。
ただ、下がガラス張りの高所恐怖症泣かせの展望台があるのはまあまあ良し。
物価:C
西欧なのでベースはやはり高めだが、タックスヘイヴンゆえか税率がかなり低く、思いの外安く感じた。殆どのトイレが無料なのはかなりありがたい。
食事:C
ミール面では特に特徴なし。
コーヒーに関しては一人当たりの世界消費量がトップなため、質はいいかもしれない
(Golden Bean というルクセンブルク独自のコーヒーチェーン有り)
現地人:A
外国人比率が全人口の4割ほどもあるゆえか、現地人(と移民)は外国人に寛容。
金の余裕は心の余裕の格言を見事に体現している。ただし、仕事は若干ルーズに感じるかもしれない。
利便性:C
市内交通としてバスは一応あるものの、結局中央駅から旧市街にかけては歩かざるを得ない。ベルギーからのアクセスも、一度乗り換える必要があるしでちょっとめんどい。
ネット:A
至って問題なし。
天候:A
風も強くないし、雨もそこまで頻繁じゃないしかなり過ごしやすい。
水質:B
飲めるっちゃ飲めるけど、なんか微妙。
総括
まだ知名度は低いものの、世界一人当たりのGDP、及び一人当たりのコーヒー消費量トップの国として楽しみにしてた国。国として小さく、物が若干少なく感じたが、中々センスのある城郭・丘陵風景は面白いし、金と心(とカフェイン)の余裕が多いに感じられて外国人の筆者でも多いに穏やかに過ごせた。日本の皆んなも一度この国を訪れてストレスを忘れよう。
4. ドイツ Germany 🇩🇪
期間: 2019/12/26~30 (途中脱出有り) 滞在場所: ケルン、ミュンヘン
公用語: (当然) ドイツ語 通貨: ユーロ
治安:C (ケルン)、A (ミュンヘン)
ドイツと一口に言ってもかなり街によって治安は異なる。ケルンの中央駅内は時々叫び出すDQNがいたりと少々穏やかではないところがある印象。ミュンヘンは中央駅も街も落書きが全然ないしかなり平和。とはいえ、移民が多いため、怖く思う部分は少なくない。
ただし、どちらの都市もカフェでの席取りがてらバッグを置いて席を離れてる人が現地人移民問わず見かけたので、実際はもっといいかもしれない。
(因みに、ベルリンはまあまあ平和でフランクフルトはまあまあアレらしい。)
観光ネタ:S
欧州最大規模の経済力に地方分権の発達した過去に中世・大戦・冷戦などの波乱万丈な歴史を有しているだけあって、見所は満載。ケルン大聖堂やノイシュバンシュタイン城と言った圧倒的シンボルをはじめ、ハーフティンバー建築の並ぶ街並みやライン川の景色などなど、ケルンとミュンヘン他バイエルン州だけでもとにかくネタが豊富。
ただし、美術類は貧弱
物価:B〜C
街による差異あり。ミュンヘンはドイツの中では高めではあるけど、オランダよりは割とマシな感じはした。首都のはずのベルリンだともっと安いらしい
食事:B
ドイツ料理の代名詞として名高いソーセージとビールのコスパの安定ぶり。
また、豚肉の質が良いため、匠をはじめとするラーメンのコスパもいいかもしれない。
現地人:C
一人当たりの経済力はそれなりにあるはずなんだけど、若干心の余裕がないように感じた。真面目すぎてかえって仕事のサービス精神が薄いのもあって店員の態度や仕事ぶりはイマイチよくは思わなかった。ただ、なんだかんだ根は親切だとは思うし、性格は折り紙付きの真面目っぷりなのでそこは楽。
移民が多いせいかもしれないが、外国人に対する差別感情を節々で感じたのもちょっとマイナスポイント。
利便性:B
国民はみんな軒並み英語を理解できる。ゲルマン圏様様。
ミュンヘンは地下鉄がきちんと整備されてるので回りやすい。長距離鉄道の整備もよくできてるが、出発の遅延が割と頻繁らしい。
ノイシュバンシュタイン城 or ザルツブルク(後述)にミュンヘンから行く場合は、バイエルン州内の公共交通機関がすべて乗り放題になるバイエルンチケット (€25/日)がマジお得。
また、カードの通用率は評判通り少し悪いところがあるので、現金の用意は多めに。
ネット:A
都市部は特に問題なし。
ノイシュバンシュタイン城付近となると流石に通りが悪くなるので我慢すべし。
天候:C
風は大してないけど、概して寒い。特に、ミュンヘンやノイシュバンシュタイン城はかなり冷えるので対策はきちんとね。
水質:A
水道水も普通に飲める。ただ、物価がそこまで高くならないので気になる場合はボトル買うのも悪くないか。
総括
かねてより行きたかった国。人柄に若干は不満は覚えつつも、観光のコンテンツ力は流石の一言。そして意外にテキトーな一面もあることも一周回って面白かった。終始風邪気味ではあったが満足度は十十分。
日程の都合もあってベルリンを逃してしまったので、今度またどっかのタイミングで万全な体調で行ってもう少しドイツを知りたいところ。
治安も比較的良いので、初めてのヨーロッパにもオススメ
5. オーストリア Austria 🇦🇹
期間: 2019/12/29, 2020/1/1~5 (途中脱出有り) 滞在場所: ザルツブルク、ウィーン (首都)
公用語: ドイツ語 通貨: ユーロ
治安:S
ドイツや他の周辺国から来るとあまりの穏やかさ、あまりの綺麗さに戦慄する。落書きも全然ないし。夜も余裕で歩ける。政策の影響で移民も少ないし。
観光ネタ:A
ウィーンは都会の味こそあるが、街並みと宮殿の内装の美しさは屈指もん。さらには、音楽や美術などの芸術の総合力は世界でもトップクラスではなかろうか。琳派の影響を受けたというクリムトの『接吻』のモノホンもここ。宮殿の内装に興味がないわけでもない限り、ウィーンは丸2日は欲しい。
ザルツブルクも街並みは綺麗。モーツァルトの出身地であるのみならず、かのサウンド・オブ・ミュージックのロケ地でもあるため、聖地巡礼も十分濃い。サウンド・オブ・ミュージックの音楽聴きながら街歩きするライフハック推奨。
カフェはかなり洒落たところも多く、キラキラ人間になるにはもってこい。
筆者は訪れていないが、ハルシュタットの湖畔風景も白眉物らしい
物価:D
基本高い。美術館の入場料も一ヶ所で20ユーロとかはザラ。宿泊料も容赦ない。
ここも短期旅行気分でないとキツイ。
食事:C
普通。ドイツの影響を受けた物が多い。
イノシシバーガーとかは面白いかもだけどすぐ飽きる
現地人:B
隣国ドイツに比べると心の余裕は感じるが、やはりドイツ語圏ゆえに若干冷たい部分は感じる。とはいえ、基本や親切なので特に問題はないかと。英語もまあまあ問題なく通じる。
利便性:A
トラムやバス、ウィーンならメトロがきちんと整備されてて申し分なし。
他の国々同様、時刻はきちんと守るので楽。カードの通用率はドイツに比べればだいぶよくなるが、一部現金しか通じないところもあるので注意。
なお、ザルツブルクはウィーンよりはドイツのミュンヘンから来ると便利。
ネット:A
メトロ内でもモバイル回線は通るし基本は問題ない。
宿はまちまちかもしれない。
天候:D
寒い。とにかく寒い。割とマジでノルウェーとタメ張る説ある。
ウィーンだと天気も結構崩れるので、数少ない観光の障害といえよう。
水質:S
アルプスの湧水を利用しているだけあってか、水の質は世界屈指のクオリティ。
物価が高いのでボトルに溜め込もう。
総括
ドイツ同様、ずっと憧れてた国。聞いてた以上に治安は良いし、街は綺麗だしでぶっ飛んで居心地が良かった。物価と天候が玉にキズ。サウンドオブミュージックの聖地巡礼も果たせたのでかなり満足。
物価を気にしないのであれば初欧州にはもってこい。
6. チェコ Czech Republic 🇨🇿
期間: 2019/12/30~2020/1/1 滞在場所: プラハ (首都)
治安:B
観光客がアホみたいに多いので、スリに要注意。
それ以外は基本的な警戒のみでok. ただ、偽警官の話をちょくちょく聞くので油断大敵
観光ネタ:B
この街の基本は、旧共産圏らしい赤い屋根の建物群とプラハ城、そしてカレル橋から眺めるプラハ城を据えた夜景。それ以外は旧市街広場ぐらい。緑の壁の建物は旧共産圏特有のもの。
物価:C
結構あからさまな観光地だし物価もさぞかし高いかと思ったら、食事面はそこまで高くない。ただし、宿泊料はかなり高め。そしてビールの値段は目ん玉飛び出し案件。
食事:B
ソーセージの質はドイツより良い感じはする。
そしてもう一度言うが、ビールのコスパはあまりにもぶっ飛びすぎているのはあらゆるところで語り草。値段が水以下なのは頭沸いてる笑笑
現地人:B
旧共産圏のはずだけど、観光客が多いのもあって人は軒並み優しい。少なくともドイツよりは温もりは感じる。英語は簡単なレベルなら特に問題なく通じる。
利便性:B
英語もそこそこ通じるし、トラムやメトロも整備されている。ただし、通貨がユーロじゃなくてコルナという独自なものになるので、他のユーロ圏から来た場合も両替の手間がかかって面倒。交通機関の時刻はきちっと守る。
カードの通用率はまあ良い。
ネット:B
モバイル回線の開通には結構手間がかかったし、メトロの駅構内では使い物にならない。Wi-Fiは軒並みヨシ
天候:A
寒すぎず暑すぎず。至って快適。
水質:C
少し不安。ペットボトルを買うのが無難。
・年越しの花火のエグさ:ヤバイ
宿が目抜き通りの近くだったせいもあるけど、花火の音デカすぎた。特にデカいやつだと音凄まじすぎて建物揺れた笑笑 耳栓なかったら精神ズタボロだったのは間違いない。宿引き籠って年越し迎えたことはまっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったく後悔しておりません。
総括
久しぶりに日本以外で年越しを迎えた、良くも悪くも印象深かった国。以前にバルト三国を訪れていたので、同じ旧共産圏であるこの国も人は冷たいのかと思っていたら結構優しくて面食らった。そしてかなり発展してたのも意外性高し。
旧西側諸国に目がいきがちだけど、旧東側諸国も舐めてはいけませんよ!
時代は共産 万歳!!!
7. スロバキア Slovakia 🇸🇰
期間: 2020/1/4 (日帰り) 訪問場所: ブラチスラバ (首都)
治安:B
中央駅構内は若干危うさがなくもなかったが、基本は気軽に街歩きができる。
人の影は少々感じるかもしれないがまあ大丈夫。
観光ネタ:D
ブラチスラバ城と旧市街回る程度。大して見どころなし。ただしブラチスラバ城の麓にあるネコカフェは素晴らしい。
街並みは珍しく碧色が取り入れられてるのは新鮮。
地方に行けば時のモンゴル軍さえも恐れ慄いたスピシュ城とやらがあるみたいだが、如何せんアクセス難
物価:C
チェコよりはマシだと思います丸
食事:C
まずいとかじゃくて、大して特徴がないというお話。
立ち寄った中華は美味かった。以上。
現地人:B
旧共産圏にしては結構優しい。ちょっとシャイに感じるかも。
利便性:B
市内はきちんと先進的なトラムが走ってるので回りやすい。オーストリアでブラチスラバチケット (€16)を買っておけば、ウィーン⇆ブラチスラバの往復分とブラチスラバ市内の交通機関が乗り放題なのでオススメ。また、チェコと違って通貨がユーロなのは便利。
カードの通用率は少し悪い気がした。
ネット:C
店のWi-Fiは良かったけど、モバイル回線がゴミで使いもんにならなかったのでこの評価。はい。
天候:B
寒くもなく、普通。
水質:ー
宿泊してないのでデータなし。
チェコぐらいとは思われるので、ボトルを買った方が無難じゃないですかね
人の賑やかさ:D~E
旧市街内こそはそれなりだが、少し外れるとまあ人が少ないと言ったらありゃしない。
非観光地の街並みも結構寂れてたし、先進国の肩書の建前感が半端ない。
総括
せっかく程度で寄ってみた国。あまりに人がいなさすぎるからかなり最初は退屈ではあったが、ネコカフェといい青教会といいなんだかんだ緩々と楽しめた国。とりあえず単なる時間潰しとはならないので、ウィーン滞在で少し時間が取れたらぜひ立ち寄ってみよう。
それにしても、ウィーンから1時間ほどなのに、あまりにも町並みや活気が変わりすぎて大草原案件でしたな。
8. スロべニア Slovenia 🇸🇮
期間: 2020/1/5~7 滞在場所: リュブリャナ (首都)
治安:A
落書きが馬鹿みたいな量あるけど、夜も女性一人歩きをよく見かけたし至って平和。
落書きの量は治安の指標になるんだけど、落書きはこの国ではもはやアートのレベルなので例外といえる。
地方は至って平和そのもの。
観光ネタ:A
こじんまりとしてて知名度のない国ではあるが、ヨーロッパでは珍しく自然系で面白い観光地が多く並ぶ。僕は行かなかったけど、ブレッド湖にそびえる教会の景色はグレートらしい。それ以外にも、ポストイナ or シュコツィアン鍾乳洞もスロベニアの代表観光地。特にシュコツィアンはそこまで観光地化が進んでおらず、人工的加工が最小限で自然の偉大さを実感できる。(高所恐怖症にとってはスーパーハード) 写真撮影禁止なのでなおざら自分の目で見る価値が大きい。
リュブリャナの旧市街は夜しか訪れていないが、彫刻やアートがなかなか特殊。
物価:C
オーストリアから入るとだいぶ楽に感じる。が、とんでもなく安いとも感じなかった。
食事:C
印象なし。旧市街内のマックの見るつけが謎にシャレてた。
現地人:B
観光地の受け付の人や中央駅の切符売り場の窓口の人は至って優しかった。現地人も心の余裕が感じられた。ただしバスの運転手は誰も愛さない。
利便性:D
観光地での窓口の人は英語は通じる。一般人はさすがに厳しいと思われる。
リュブリャナ市内はバスはあるけど、中央駅から旧市街にかけては結局歩いた方が良さげ。
シュコツィアンの最寄り駅まではリュブリャナから電車では行けるものの、最寄り駅から鍾乳洞までのシャトルバスが鍾乳洞ツアーの時間と全く連動していなくて相当ハードモード。駅から歩かざるを得なかった。
ネット:C
モバイル回線の通りはスロバキアよりはマシだけど、中々キツイ。リュブリャナよりシュコツィアン鍾乳洞付近の方が通りが良いってなんじゃそりゃ
宿のWi-Fiを有効活用すべし。
天候:C
オーストリアに似て、山の麓になる故か基本寒い。冬なら零下行くのはザラ。
雲行きは比較的安定してるように感じる。
水質:S
オーストリア同様、山岳の湧水を利用しているため、水質は折り紙付き。物価こそさほど高くはないけど、水代節約にはもってこい
総括
元ユーゴスラビアではあるけどシェンゲン協定に加盟してるってことで寄ってみた国。ユーゴスラビアの影も少しだけ感じたものの、雰囲気は至って平和だし、観光ネタの豊富だからポテンシャルは大きく感じた。
これから知名度が上がればもっと豊かになること間違いなし。少し旅慣れした人にはぜひとも訪れてほしい国。
ブレッド湖行けてないし、リュブリャナ市内もちゃんと見て周れてないので割とリベンジ案件。
9. ハンガリー Hungary 🇭🇺
期間: 2020/1/7~9 滞在場所: ブダペスト (首都)
公用語: ハンガリー語(マジャル語) 通貨: フォリント (1HUF ≒ 0.4円)
治安:A
夜景が有名なところになるので夜の観光客多し。
多少危ないと感じるところもなくはなかったが、概ねヨシ
観光ネタ:S
ウィーンに匹敵するレベルで洒落た街並みにカフェ、秀逸なドナウ川の風景だけでもパンチが十分強い。ウィーンよりはコスパが色々良い。そして夜景は欧州最高峰のレベル。色んなスポットから眺めよう。
さらにこの国は温泉大国であり、モザイク建築のあしらった温泉や、水上チェスで有名なものなど面白さ満載。夏は屋外に赴くべし。
地方に行けば、湖温泉とかいうイカれた規模の温泉が存在するらしい。
物価:B
他のヨーロッパ諸国に比べれば相当天国もの。日本より安いものもちらほら。
宿泊料もめっちゃというほどではないけどだいぶ安め。
食事:S
この国はとにかくフォアグラ。店にもよるが、物価の安さも相まって2000円代で食べられるという格安っぷり。ポテチと一緒に出されるハンガリースタイルはスーパーボリューム。
あとはパプリカやワインも有名とのこと。
現地人:A
基本は温かいしホスピタリティも備わってるけど、ネガティブな国民性からかどこか心の余裕がなく不健康さを感じた。とは言え真面目は真面目。
利便性:A
英語はそこそこ通じる。
欧州で2番目 (トルコ除く)に古い歴史を有しているメトロはなかなか整備されている。市バスや空港バスの乗り換えは駅の床や電車内の案内板など至る所で細かく記されているのでかなりわかりやすい。市バスの頻度が3分に1本とかいうクレイジーな頻度だし、市内交通は文句なし。
カードの通りはそこそこ。たまに現金しか使えないところもあるが大体カードでいける。ただし、通貨がユーロではなくなるので両替の手間がかかる(そして桁が高い)。
ネット:B
3G回線しか通っていないが、特に不満ないレベルで使えた。ただし、地下鉄内は例の如く使用不能。公衆Wi-Fiも問題なし。
天候:B
天気こそは良いが、地の気温は低い。日照時間はこれまでの国々よりかは少し長く感じた。
水質:C
飲むことは難しい。物価が安いのでボトル推奨。
総括
公用語がなぜかウラル語族で色々不思議な先入観を抱いて入った国。一人当たりのGDPもあまり高くはないので寂れた国かと思いきや、立派な街で立派な観光地で立派に賑やかだった。そして旧共産圏にしてはあまりに繊細で綺麗な街並みにはつい息をのんだ。
ちなみにこの国はルービックキューブの生まれの国なんだけどそこまで露骨な押しはなかった。
物価も安いので、ヨーロッパ行く人は短期旅行者長期旅行者問わずかなりのオススメ
10. ポーランド Poland 🇵🇱
期間: 2020/1/9~12 滞在場所: クラクフ、ワルシャワ(首都)
公用語: ポーランド語 通貨: ズロチ (1zlf ≒ 30円)
治安:A
ほんの少しだけ粗暴な空気がなくもないが、概ね良好。
ワルシャワの方が少し警戒度高めた方がいいかも。
観光ネタ:S
ワルシャワだと旧市街の復興ぶりを味わったり、蜂起博物館でワルシャワの凄惨な過去を知って学ぶのが基本。音楽好きならショパン博物館も悪くない。
クラクフ起点なら、クラクフ旧市街の古都ならではの街並みを楽しむのもいいし、何よりアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所に出向くのが基本になる。学ぶことが多いとは言え、収容所はかなり精神に重い場所にはなるので岩塩坑でリラックスするのも良い。
全体的に大戦のマイナス面の強い観光地が多いが、きちんと目を向けていかないとね。
物価:A
基本的な物価はハンガリーよろしく安い。何より宿泊料の安さは目を見張る。ドミトリーで一泊1000円未満とかも珍しくなくなるぶっ壊し感。
食事:A
郷土料理はピロシキというモッチモチな餃子みたいなものしか食べてないが、大変ボリューミーでコスパが良い。他にも良モノは色々あるので試しても良いかと。
現地人:S
旧共産圏ということを思わせない温厚っぷり。大戦の傷から大きく復興を成し遂げた逞しさもよく感じた。ホスピタリティも大変優秀。
ただし、車の運転は割と荒い。
利便性:C
クラクフは中央駅から旧市街まで距離が大してないのでトラムやらを無理に使う必要はない。ただし、アウシュビッツ収容所までは電車で片道2時間かかる上、駅から歩く必要があってちょい骨が折れる。
ワルシャワはメトロやトラムが整備されているが、少し使いにくい部分がある。
他国からの陸路のアクセスの悪さもネック。
ネット:A
都心部から田舎まで4Gは普通に通る。至って問題なし。
天候:C
素の気温はそこまで低くはないが、雨が降りがち。
また、緯度が高いので冬の日照時間は短い。
水質:C
飲用は厳しい。物価低いところは基本水が飲めないことが多い。
WWIIからの復興度合い:SS
ナチスやソ連によるポーランド侵攻に然り、収容所のホロコーストに然り凄惨な過去を追いつつも、街や経済は見事に復興を成し遂げ、人は強く生きている印象が非常に強かった。旅を通して国民性を好きになれた。
総括
休暇中の大旅行の最後を飾った国。寂れた部分はなくもなかったけど、先述の通り、大戦から復興を成し遂げ立派な街だと十分感じた。観光ネタも首都一辺倒にはならず豊富で濃い経験ができた。
地政学的にも重要な位置にあるので、少し旅慣れした人は訪問大推奨。
最終総括
↑ 黒線: 陸路、赤線: 飛行機、青線: 日帰り ↑
今回周ったのは西欧東欧と幅広くはなったが、どの国も人は優しさを忘れないようにしつつも真面目でたくましく生きていた。交通機関の運行や店の仕事ぶりなどでその真面目さ・合理さの恩恵をよく感じた。一種の人間の成長の形なのだろう。
所謂有名どころはそう多くはなく、華やかさには欠けるけど、観光は究極に楽しめたし、これからも短期長期問わず色んな人が訪れて考えてほしい。
ここまで1万3千字越えとかつてないほどの超長文になってしまいましたが、読んでいただき誠にありがとうございますm(_ _)m
P.S. Twitterの旅垢と進捗垢もよろしくお願いしますm(__)m
旅垢:@iPanobi_777